構え方の多様さ

フルート、“正しい”構え方というものがありますが、
あくまでも、一般的なもので、
プロの方でもよく見ると、千差万別。

手首の角度、親指の位置、
小指の曲げ(伸ばし)具合、などなど…。

手の大きさも、指の長さもそれぞれが違うので、全く一緒になるはずがないのです。

しかしながら、運指によって楽器が動いてしまったり、
支える手の位置が変わってしまうのは、
良くない構え方になります。

中音ドの運指は使う指が少なくなるので、
きちんと支えられていないと、

楽器が落ちそうになるのが怖くて、
下から受ける形になりがちです。

他の運指の時にはきちんとしたポジションにいても、ドになると手首が動くのは、
よろしく無い…。

生徒さんと実験をしてみました。

鏡を見ながら、私が補助しつつ、
落ちない事を確認しながら、

ドの運指にもって行くと、手首が返らず、
正しい位置のまま吹けました。

片手ずつ補助を外していくと、手首が返らないまま出来るのですが、

最初から補助無しだと、いつもの癖が出ます。

“落とすかも…怖い…”
という思い込みが如何に、正しい構え方を阻害するかが分かりました。

教えた事をじっくり取り組みながら、
正しい構え方で吹ける事を願っています。

頑張って練習してね♪

半田市 悠フルート&ピアノ教室

愛知県半田市で2014年から開設している フルートとピアノの教室、講師の杉本悠です。 ピアノは趣味の方限定ですが、 フルートは初心者の方から音大受験を目指す方、幅広い年代の方にお越し頂いております。 また、幼稚園や小学校、介護施設などへの 訪問演奏、吹奏楽パート指導や、アンサンブルでの演奏活動も行っております。 演奏のご依頼、レッスンのご希望等、お気軽にご連絡くださいませ♪

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