岡崎市美術館
岡崎市美術館へ行きました。
11月5日まで開催されている「王朝の色に挑む」を見に♪
昔から平安好きなので、この企画たまりません(笑)
日本古来の植物染の専門の染司よしおかという染色工房さんが、手掛けたイベントです。
源氏物語に登場する着物の色彩を再現した展示が素晴らしかったです。
冠位十二階の身分の濃淡も目の前で見られて感激でした。
紫は1番位が高いのですが、濃淡も順番に染められた物が展示されていて、
魅入ってしまいました。
こちらは源氏物語の方のもの、
源氏物語コーナーのみ撮影が許されていたので、
冠位十二階の方は目に焼き付けてきました(笑)
平安の頃は、御簾越しでないと会えないのですが、
こんな雰囲気だったのかしらと思いを馳せました。
勿論、明かりはこんなに煌々としている訳ではなく、
当時は油に灯した火の灯りだったので、
もっと暗く、より想像力を掻き立てられた事でしょう。
平安と言えば、かさねの色目!
(私の偏見(笑))
こんなに色彩豊かで美しいなんて!
かさねの色目で、自分を表現するのも素敵ですが、
直に会えないので、御簾や几帳の隙間から、僅かに覗く重ねの色目で、
どんな人かと、想像する…
まさに「いとをかし」です!
日本には、同じ色でも、細かく名前が付いている程色彩豊かで、
色に親しむ文化だったのは想像出来ますが、
よしおかさんの染めを見るまでは、
かさねの色目は地味なのかと思っていました。
色彩豊かで本当に素敵でした。
一枚の布を色むら無く、均一に染め上げ、
しかも、本当に色鮮やか。
紫は20回染めたそうです。
これほどまでに沢山の染め物が一堂に会し、
展示出来る程の作品にするのにどれ程の年月がかかったのかと思うと、もう…。
ただただ溜め息がでます。
本当に素晴らしかったです。
帰りに、岡崎城へ行こうと思ったのですが、
満車で入れず…
何だろう…と思ったら「どうする家康」でした。
近かったのに、残念…。
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