ベルノルドさんリサイタル
今日はフィリップ・ベルノルドさんと、
アナイス・ゴドゥマールさんのリサイタルへ行きました。
7年程前、師匠がベルノルドさんとデュオコンサートをされた際、
凄く良いとお勧め頂き、大感動したのを覚えていたので、
今回も聴きたいと、娘と一緒に行きました。
最初から美しい音色に魅了されたのは言うまでも無く、
前回同様に、ppが美しくて心奪われます。
そうかと思えばffはパワフルで圧倒されますし、バリバリと鳴る低音に痺れました♪
怒涛の様なパッセージからの軽やかな響きのコントロールが素晴らしく、
あぁ…真似できない…と絶望に似た感覚に陥りましたが、
反面、ドキドキして心拍数が上がり、
もう、感情が付いて行かず…
ただただ感動の嵐でした。
私のチープな語彙力では表現し切れないのですが、
ベルノルドさんの音は映像的でした。
何と言うか、常に景色が浮かぶのです。
例えば、荒廃した田舎の建物に、爽やかな風が吹き渡り、懐古しているような映像だったり…。
特にバルトークは、正に映像的で、
楽譜に書かれていないだろう音色の変化が目まぐるしく、
まるで一つの映画でも見ているかの様でした。
いつも、演奏の参考にしようと一生懸命聴くのですが、それが出来ない程…、
こんな感覚は初めてでした。
そして、ゴドゥマールさんのハープも素晴らしかったです♪
ハープを生で聴く機会がなかったのですが、
繊細な響きだけかと思いきや、
パワフルな音圧も心地良く、
あんなに目まぐるしく動くのに、
音の響きがクリアで美しい♪
ゴドゥマールさん、弾いているお姿も美しくて、スタイルの良さに、同性ながら魅了されました♪
お二人の息がピッタリ、
何より、作り出される雰囲気が素敵でした。
もう、至福のひと時♡
娘も大絶賛でした♪
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