本の捉え方
夏休みの宿題で、読書感想文があるのですが、息子が選んだ文庫本
「これ良い本やで読んでみ」
と息子から激推しされ、読んでみました。
確かに、温かく、切なく、捉え方によってはかなり深く読み解ける、良い内容でした。
YouTubeで、年間沢山読む方がお勧めしていた本だそうです。
今朝、読んでいる最中に、
息子「な?良い本やろ?」
私「せやな、けどさ、このお爺さん、性格悪ない?」
息子「普通に話しとるだけやん」
私「え?言い回しが凄くキツくない?」
息子「あぁ、そう捉えるんかぁ…」
私(あぁ、そう捉えるんやなぁ…)
と、同じ文章を読みながら、
お爺さんに対しての印象が全く違う事に驚きました。
本はそこまで印象が変わるものではないと、
どこかで思い込んでいたのかも。
と、新感覚でした。
お勧めの本の話をしていて…。
私はとある作家さんが好きで、
結婚するまでは、デビュー作から全て集めて読んでいました。
初めてその人の本を読んだのが高校生の時、
友達に勧められたのですが、
自分と同じくらいの年齢で、こんな視点で話が書けるのか…と、もう、ただただ衝撃で。
作品も、ホラー、切なさ、温かさ、恋愛、グロ系、等々ジャンルが多岐に渡っています。
グロ系が、トラウマになりそうなくらい…、
でも作品、凄いんですよ。
ただ結婚の時に、ハードなグロ系の本だけは処分してしまいました。
ふと話したその本に興味を持ってしまい…
今日、その本借りてきたんですよね…。
私が20歳超えてから読んで気分悪くなった本なんだけど、大丈夫かしら…。
その本の前に、デビュー作を読んで欲しい。
私が、約30年前に感じた作家さんと作品への思い、
時と世代を経て息子は同じように感じるのかと、疑問に思って仕方ないのです。
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