お盆に思いを馳せる
私が小学生の頃、母と弟と電車に乗って、
夏休みによく尾鷲へ遊びに行きました。
お盆になると、祖母がお供えのお団子を必ず作っていました。
捏ねて蒸したものをピラミッド型に積み重ねていたのを覚えています。
お盆の3日間、ご先祖様が帰って来るので、朝、昼、晩と、最後の日は夜食まで、
お仏壇に供えるものもきちんと用意していました。
最後の日には、港でお坊さんがお経をあげている中、お供え物を置いてくるのです。
昔は流していたそうですが、私の記憶では、
ゴミ収集車が来ていたので回収されていたのだと思います。
もう、祖母も随分前に他界し、
母の実家も無くなってしまいました。
あの時の、お盆の空気感、雰囲気は、
未だ私の記憶の中に鮮明に残っていますが、
当たり前だったものが二度と戻って来ないと思うと淋しくなります。
私達の互いの実家の地域には、ここまでのしきたりが無いので、あの経験は貴重だったのかもしれません。
今日まで連日、三カ所のお墓参りをしてきました。
昔はお盆が怖くて仕方がなかったのですが、
今は少し違った感覚です。
子ども達はどういう風に感じていくのかな…。
古道センターは、山と海の香りが一度に味わえる素敵な所です♪
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